23虫歯の治療や歯石除去など通常の歯科治療を行うことはできますが、妊娠の初期や後期は応急的処置にとどめ、安定期(5~7か月頃)に歯科治療をすることをお勧めします。妊娠後期はお腹が大きくなり歯科治療時、長時間の仰向け体位で気分が悪くなったりします。抜歯はストレスが大きいので、できたら妊娠中は避けましょう。しかし、どうしても抜歯をしなければならない場合もあります。その際は近隣の総合病院歯科口腔外科を紹介してもらって下さい。歯科のレントゲンや局所麻酔薬は、通常は母子ともにほとんど影響ありません。痛み止めはアセトアミノフェン(カロナール®など)、抗生物質はペニシリン系やセフェム系が良いでしょう。可能なら妊娠前にかかりつけ歯科医を受診しましょう!